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許可を受けている業者に処分を依頼しよう

不用品回収業者は、どのような不用品でも引き取ってくれるわけではありません。不用品回収業者でも、引き取ってもらえないものがあります。

産業廃棄物とは、事業活動を行うにあたって出てくる廃棄物の中でも、引き物の処理及び清掃に関する法律で定められている20種類の廃棄物のことをいいます。この産業廃棄物のうちの毒性、爆発性、感染性があるものは、特別産業廃棄物に定められています。ここでいう事業活動とは、水道事業などの公共事業や個人事業主などの小規模な事業、介護や病院などの事業以外にも、ボランティア活動やNPOなどの非営利活動も含まれます。これらの事業を行う際に出る不用品やごみのうち、法律で定めらえれたものを産業廃棄物と呼びます。基本的に一般家庭から出るゴミや不用品以外は、すべて事業系一般廃棄物または産業廃棄物と分類されると考えておきましょう。

産業廃棄物処理法では事業活動で出たごみを、事業者自身の責任で適切に処分する必要があると定めています。これは、排出事業者責任と呼ばれます。事業活動を行う組織や団体は、この責任をしっかりと全うする必要があります。事業活動を行う際に産業廃棄物を処分する必要性が生じた場合には、排出事業責任で定められた事項に沿って処分しなければなりません。

産業廃棄物の処分を不用品回収業者に依頼する場合には、その不用品回収業者が産業廃棄物の取り扱いの許可を受けているかどうかをしっかりと確認する必要があります。産業廃棄物の回収・処分ができるのは都道府県または一部の認可権限を持った自治体から、営業許可を受けている不用品回収業者だけです。許可を受けていない不用品回収業者に産業廃棄物の処分を依頼すると、依頼した側にも罰則が科せられるため、注意しましょう。